QMA3

最近になって,ようやくQMA3をやり始めるに至る.1000円で中級魔術師9級に至る.

それにしても,このゲームは実に銭を使う.使うというか,銭を吸い取られる.筐体から細い管がニュルニュルでてきて,財布にブスリと刺さって小銭を溶かして吸いとり,やつらは子孫を殖やすのだ.嘘なのだ.しかしどちらにしてもお金を取られる.こちとらゲームなどに身銭を切った経験の少ない人間なので,これでいいのかと自問してしまう.

考えてみるに,1回の対戦で決勝まで残ったとして,予選からの問題数が30問,予習を含めると多く見積もっても40問弱.これで100円かかる.一方オープンなんかで売られているクイズ本は1冊500円ぐらいで400問ぐらい載っている.コストパフォーマンスは明らかに後者のほうがいい.クイズ本なら家でゴロゴロしながらでも読める.ひもじい時には紙なら食えないこともないが,筐体は食えない.

そういうことを考えてはいけないのだろうが,さっきも言ったとおり,ゲームにお金を使うことに慣れていないのだ.幼稚園のころに買ってもらったファミコンで,スーパーマリオをやるも,面倒くさくなって全面クリアはしたことがなく,専ら「4人打ち麻雀」に興じ,それにも飽きると,プレー中にカセットを抜こうとしたときに画面に現れる模様で楽しむようなゲーム履歴である.最近はdeu君の家にいって桃鉄をやるぐらいしかない.今からやろうにも,普通にゲームをしてきた人たちが持っている勘は持ち合わせていないし,その脇でゲームはどんどん進化している.この埋め合わせのために,どれだけの金を使うのだろうか.

これまでいろいろなゲームをしてきたけれども,フリーのゲームソフトでさえ長くは続かなかった.やっている最中で,リミッターが働くんだろう.QMA,クイズが出来るゲームであって,クイズに興味を持つ人を増やしてくれるには違いないけど,これもあまり長続きせずに私の中のブームは去ると思う.