ハミルトン王者獲得

ブラジルGP.非常に壮絶な争いでした.

マッサは着実にfastest lapを重ね,見事にブラジルGPを優勝.問題はハミルトンでした.ラスト2周でベッテルに抜かれて6位後退.ところがゴールライン手前でグロックを追い抜いて5位でワールドチャンピオンという劇的な展開.最後までどちらが王者になってもおかしくなかったわけですから,正直な話,どういう結果になっても称賛に値するんじゃないでしょうか.

来年へ向けて.

とりあえず史上最年少のチャンピオンが誕生しました.しかしハミルトンの王座は安定したものでは決してないという印象を私は受けます.寧ろ,彼への包囲網が確実に出来上がりつつあるフェラーリの2人は勿論,アロンソも復活し,まして今回最後までハミルトンを脅かしたのは(彼の最年少王者記録を更に塗り替えるチャンスを持つ)ベッテルでした.今年優勝しているクビサや(チームメイトとはいえ)コバライネンを含めると,スターから新鋭まで,多くのドライバーがハミルトンの首を狙うわけです.そう考えると,多分来シーズンこそ,ハミルトンの真価が問われるような気がしてなりません.安定した成績を収められるかもしれないし,昨年のアロンソや今年のライコネンのような道を辿ってしまうかもしれない.更にF1は面白くなると思います.

そして来年からでもいいからF1を見ましょうと,同じ話題で盛り上がれる人たちを増やす為にさり気なく布教してみるテスト.