刑法の話

先日の山口先生の本を読んで気がついた事.刑法で出てくる思考実験って,必ず「超不幸な人」が出てきますよね.

AがBを殴って怪我させた.Bの怪我は命に拘るものではなかったが,一応病院に入院した.ところがその夜,Cが病院に放火し,逃げ遅れたBが死亡した.

因果関係の話.問題はAの罪責なんだけど,Bが不幸過ぎる・・・.

AがBを殺害しようと,Bの飲むワインに毒を入れ,それがもとでBは死亡した.ところが,実はAが毒を入れる前に,もう一人Bを殺害しようとしたCが同じワインに既に毒を入れていて,Aはその事を全く知らなかった.

Bは相当恨みを買っていたらしいですね.

あと,Bを毒殺しようとして硫黄を飲ませたA(ちゃんと毒性は調べようね☆)とか,物騒ですがどうにもドラマ性を感じてしまう.もっと違う本を読めばこうした例は沢山出てくるんでしょうね.

こういうのって,法学部の学生さんの間では一度は話題に上りそうな感じがするんですが,どうなんでしょう?