F1オーストラリアGP

テレビでオーストラリアGPを観戦しました.開幕戦は毎年なんだかんだの理由で見逃すんですが,今年は見ることができました.

結果といえば,ライコネンフェラーリが圧勝.2位がアロンソ,3位がハミルトンという結果に.フェラーリ好調です.ライコネンは前年いい所がまるでなかったのですが,移籍が功を奏するかどうか,今後に期待を持たせる結果になりました.

さて3位のハミルトンについてなんですが,「F1初の黒人ドライバー」という言い方をされているようです.ただ,黒人の定義をどうとるかというのは曖昧ですから,これは適切な言い方とは言えないという見方もあるようです.一滴でも黒人の血が混じっていれば黒人だというモルモン教の立場もありますし.

 第五、一九七〇年に制定されたルイジアナ州法では、三二分の一以上の黒人の血が混じっている住民は黒人であると定義した。つまり五世代以内に一人でも黒人がいれば、その人は黒人であると定義するのである。ではモルモン教が定義する黒人とは誰のことか。黒人詩人ラングストン・ヒューズは自伝『大海原』のなかで「アメリカ合衆国では、黒人という言葉は、ともかく血管の中にいくらかでも黒人の血が流れている者には誰にでも適用されるのだ」と述べたが、モルモン教会の黒人とは、この詩人の指摘するアメリカ社会の黒人の定義と同じである。ブリガム・ヤングの言葉では、「カインの血が一滴でも混入していれば、(その者は黒人であり)、神権を受けることはできない」のである(44)。モルモン教会はその後、一五〇年にわたる歴史を、このブリガム・ヤングのもっとも厳格な黒人定義に従って、黒人差別を繰りかえしてきたのである。

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そんなハミルトンはマクラーレンの支援を受けながらGP2チャンピオンに.コバライネンロズベルグもGP2チャンピオンになっているので,どうやらGP2→F1という流れがまだ強いようです.それにしても3位とはすごい.

あと,今年のルールはちょっと慣れるまで難しいルールですね.特にタイヤルール.ブリヂストンが供給しているのはMediumとSoftの二つ.この2種類のタイヤを1レースで各最低1回以上使用しなくてはならないというものです.Mediumは長持ちするがグリップ力がSoftより落ちる,Softはグリップはいいが長持ちしないというものなので,色々な戦略が考えられることはわかりますが,まだちょっと珍聞漢文ですね.