符号付測度

今日の関数空間セミナー内,符号付測度の定義について.驚愕の事実.というか,これまで気づかなかったのが恥ずかしい.

\displaystyle \sum_{k=0}^{\infty} \nu (E_n) = \nu \left( \bigcup_{k=0}^{\infty} E_n \right)という完全加法性の定義って,\nu :\mathscr{B} \to R_{+}\cup\left\{\infty\right\}だったら無限大も許すのだが, \nu :\mathscr{B} \to Cだとかなり強いこと要求しているのだ.左辺は収束どころか,絶対収束しないといけない.そうでないと,番号付け変えると違う値にいくかもしれない.うーん,絶対連続ならわからなくもないが(ラドン・ニコディムの定理があるからね).