とは言い条

やっぱり,クイズ大会で一番楽しいのは誰かと言えば,そりゃスタッフですわな.

そういう話を,先日の大阪遠征のとき,橙武者さんと話していました.

参加者というのは,脱落してしまえば見学者に回るしかない訳です.見学するというのもそれはそれで楽しいことでしょうが,それでも,予選から決勝まで丸一日通じてずっとコミットしているスタッフさん達には楽しさの度合いでは劣るでしょう.問題については,「ここで押したか!」とか,「これは知名度低いんだなあ」とか,出してみないとわからないことがあります.企画でも想定外のことが起こることもあるし,「そこでそうしたか」という多少悪魔じみた楽しみもあります.

これはもう,スタッフの自己満足とか,そういう問題ではなくて,スタッフと参加者の間にある越えられないもののように私には思えてきます.尤も,私は企画を作って,問題を作ってという行為が大好きなので,多少贔屓目に見ている部分があります.でも,それを差し引いたとしても,スタッフの楽しさと,参加者の楽しさというのはかなり異質なものであることは確かです.クイズっていうのは二度楽しめるもんです.

だから,今週末のカルトQまつりも,問題出題者や主催者が一番楽しいに決まっているんですよね.わあ,何か悔しい.羨ましいという意味で悔しい.私も出題者側に回ればよかったかもしれません.第2回があるときは絶対に出題者になってやるぜ.