F.F.F.

 F.F.F.に参加してきました.

 まず,TQC率が高すぎます.現役とOB含めて自分以外に6人を確認.今回は1年生も2人来てくれていて,それがうれしい限り.

 戦績といえば,ローリングで地蔵,コース別で地蔵,ボードで3問ほど正解,以上.しょっぱ過ぎる成績でした.ただ,成績云々よりも本当に問題が良かったと思います.特にボードの問題が絶妙でした.答えを聞いて納得がいく.正解できなくてもつまらないとは思わせないように問題を作ってあります.正直な話,「ボード問題の模範」ともいうべきいいボードでした.

 問題を作るという面から言うと,問題を作る時って,ネタというのは意外に転がっているものなんですよ.ある程度のアンテナを張って,それを定期的にサーチしていれば結構な量のネタは出てきます.ただ問題は,それを成文化する段階にある.要するに「どこを問うか」ということなんですよね.もちろんテクニカルタームみたいなのを答えにしても,「なんだそれ」のようなことになるし,だからといってそのネタの本質的な部分を損ないたくもない.だからどう出すかは大いに工夫する.いいアイディアがなければもうそのネタは捨てる.「ネタがたまる」ということと「問題ができる」ということは違うと思います.どちらもそれなりの時間は必要です.

 今回のオープン例会で問題作成を担当した方々は,おそらくそこら辺に関して神経をすり減らせておったのだと私は思います.でないとああいう問題はできない.決勝で私の出した問題が適当すぎて申し訳ない.

 あ,決勝の「参加者が出題する」という形はこれから参考にさせていただきたいと思います.最近になって,クイズをやることと作ることの垣根が結構低くなっている気がします.Quizzesを見ていてもそうだし,参加者が出題も兼ねるという形が結構多いですね.クイズが双方向的になってきているのはいい傾向だと思うし,趣味としてこれからもやっていけそうなものにはなると思います.

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 さて,System Fが無期限活動停止となりました.

 System FとTQCはそういえば結構その発足においてかかわっていたと聞いています.確かにここ2年ほどFに参加してきて,「大学1年のころに触れた問題の感じだな」と懐かしい思いに浸ったものです.5年間の活動でひとつのジャンルや方法を確立してきた業績というのは,これから先も評価されていいと思います.ただこのジャンルが広まりすぎても困るわけで,一種今回の活動停止は「前進のため」というべきものでしょう.

 翻ってTQCはどうだろう.本当に皆さん新しいことを考えるし,「縛られなさ」はSystem F以上になってきている.そしてそれはもっと面白いものを生めるのだろうと思います.そういう活動をしていければいいし,私は私で,これからいろいろなことを画策していきたいと思っています.クイズをやり始めて来年で10年目になりますが,今が一番積極的な時期に来ているので.

 とにかく,System Fの幹事の皆様はお疲れ様でした.